手順2 問題点の抽出
 時系列事象関連図を見ながら、インシデントやアクシデントに繋がったと思われる事象やプレイヤー同士のやりとりに含まれる問題点を抽出します。


■問題点に排除記号・番号をつける
 時系列事象関連図のはじめから各事象を追いながら、発生している問題点を見つけ出し、問題点と思われるものに「×」記号をつけます。この記号を「排除記号」といいます。

1.問題点となるカードの上に「×」をつけます。
2.プレイヤー間のコミュニケーションや情報の伝達に問題がある場合は、情報の流れの矢印線上に「×」をつけます。
3.問題点には、それぞれ問題点を区別できるように「通し番号」をつけます。
4.「この事象の最終結果(どうなったか)」を問題点として忘れないようにして下さい。


■別の模造紙に問題点を貼り付ける
 2枚目の模造紙を用意します。写真のように、模造紙を横に使って線を引き、左から「問題点」「背後要因」「対策」と列見だしを記入します。

 次に、時系列事象関連図で排除記号をつけた問題点事象を「新たな付箋紙に転記」し、一番左側の列に上から下へ順に貼りつけていきます。この時、排除記号の番号を書いて下さい。主語を書いておくともっと分かりやすくなります。


                                     
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